ITコンサルイクメン日記(6)直観像記憶

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 こんにちは。マエイワです。

 小さい子供を見ていると、しばしばその記憶力に驚かされます。うちのジュニアも私のなにげない仕草などをすぐにマネします。例えばこの歩き方。

手を後ろで組む

 私は庭をウロウロする時などに手を後ろで組むことがあります。その姿を見ていたらしく、とくに教えたわけでもないのにジュニアもこうやって歩くようになりました。ちなみにこれは私の父のクセでもあり、私も父を見ていつの間にかマネしていたのです。

 これ以外にも、一度しか見ていないのによく覚えてたねぇということはよくあります。こういった子供の記憶パターンを「直観像記憶」といいます。

 人間は産まれて間もないころは親の顔、哺乳瓶、スプーンなど非常にたくさんのことをどんどん覚えていかないといけません。従って、対象となるものを一度見ただけで瞬間的に覚えてしまう能力が必要になります。これが直観像記憶です。

 通常は成長するに従い、直観像だけではなく、想像力や抽象的な思考が加わってきて、直観像の能力は無くなっていきます。大人の記憶が抽象的で子供の記憶が具体的なのはそのためです。

 直観像記憶を残したまま成長できたらさぞかし仕事もラクだろうなぁと思ったりもしますが、そういうわけにもいきません。ただ、直観像記憶の話は、イメージは記憶しやすいという事実を示しています。具体的なイメージを持てれば、子供のように短い時間で物事を覚えられるわけです。

 そのヒントを生かして、私は普段ちょっとした工夫をしています。それは、メモを取る際や資料を作る際に、可能な限り具体的に書くことです。

 例えば、プロジェクトの変更管理の説明資料があったとします。変更管理ですから、変更要求がどんな原因で挙がったのかを分類するプロセスがあります。そのプロセスの説明を「変更要求の発生原因を分類・協議する」とだけ書いてしまうと、ちょっと抽象的です。

 抽象的なものは記憶に残りにくい。読み手によって解釈の差も出やすくなります。

 一方、「変更要求の発生原因を、(1)ユーザー要求、(2)認識齟齬、(3)仕様不備のいずれかに分類する」と書くと、どうでしょうか。実際にどんな分類の仕方をするのか、具体的イメージがわきます。具体的なイメージがあると、読み手の記憶にも残りやすくなるのです。

 ちょっとした工夫の割に効果抜群ですので、皆さまも是非お試しください。


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