新人ひかりんの研修潜入レポ(2)【理論や仕組みを知る】

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トランザクション処理研修

 今回の研修レポは、ウルシステムズ社長の漆原さんによる「トランザクション処理 入門編」です。この講義は、データベースやトランザクション処理について、実際のシステムが裏でどのように動いているのかという仕組みの部分に焦点が置かれていました。とはいうものの、新卒研修のカリキュラムに含まれる特別講義であるため、教わったのは基本中の基本です。実際、講義を受けた時点の私は、SELECTやINSERT、UPDATEなど基本的なSQLが打て、排他制御について少し知っている程度でした。

トランザクション処理の理論

 トランザクション処理は身の回りにあるそこら中のシステムで使われています。単なる一連の操作ではなく、「ACID特性」を満たす必要があること、その背景にある理論を学びました。
ある技術が「こういう特性を持っています」という後付の機能説明をネットでよく見かけますが、「この特性が必要だ」という定義がしっかりしているという点で、厳密性が求められる領域なのだと感じました。枠組みがしっかりしていて非常にわかりやすいです♪

ログの重要性

 データベースは膨大のデータを扱わなければなりませんが、ディスクへのアクセスは低速です。高速な処理を実現するために、良いSQLを書く必要があるという話は以前に聞いたことがありましたが、データベースの内部で処理を高速化するための実際の仕組みを今回の講義で初めて知りました。その1つが「ログ」です。低速なデータファイルへのアクセス回数をなるべく減らすためにデータベースが内部で制御している仕組みであり、データの復旧にも使われる重要な要素であることを学びました。ユーザに意識させずにパフォーマンスを上げる「ログ」とそれを処理するバックグランドプロセス技術はすごいと感じました。

トランザクション処理研修

 講義の中で、「内部で動いている仕組みはコンピュータサイエンスの領域で論理的に証明されている」という話を聞き、非常に驚きました。コンピュータサイエンスに関する知識の浅い私は、自分が触っているソフトは論理的に組み立てられたものであったとしても、「証明」されているものではなく、経験からの「推論」に基いているものであると思っていまいした。数学をやっていた人にとってIT業界は「あまり厳密でない」とよく聞きますが、根本にある技術は私が想像していたよりもずっと精緻で理論的であるようです。


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