もりもり君-若手が学んだ、ITコンサルのプロジェクト推進術

(11 votes, average: 4.27 out of 5)
Loading...Loading...

もりもり君

 はじめまして、「ITコンサルの現場」担当のI/Oです。

 今回はウルシステムズが誇る精鋭コンサルタント「もりもり君」を紹介します。
「もりもり君」といっても新しいミネストローネ味のアイスや、ロースカツ2枚とチキンカツ2枚が乗った大盛りランチを食べる話ではありません。彼の口癖が「書け!もりもり書くんだ!もりもり!」なんです。もりもりやれとかいきなり言われても、ちょっとよく意味がわかりません。大抵の人は最初キョトンとします。

 ある大手企業様のプロジェクト。外部ベンダーに任せていたシステム開発業務プロセスを社内で標準化するという仕事をした時のことです。あるべき姿を加味した上で、お客さまの状況に則した開発業務プロセスを立案するという、とても難しい仕事でした。私はその場で初めてもりもり君と遭遇することになったのです。

もりもり君:I/Oさん。この前のヒアリングの結果をもとにレビューポイント作ってみて。俺はプロセスの定義を書いてみるから。

私:レビューポイントですか。うーん。作ったことないですけど。やってみます。

もりもり君:とにかく書け!もりもり書くんだ!もりもり!基本設計と詳細設計で100個ずつくらいだな。プロセスを進める上でのレビューと、成果物のレビューに分けて作ってみて。

私:はい…?(も、もりもり?100個ずつ…。真っ白のExcel。100個ずつ…?)

目標を提示されると、達成しようという意欲がわき、がんばってみるのですが、なかなか思いつきません。もやもやと考えていると、もりもり君がやってきました。

もりもり君:できた?

私:(まだ出来てないよ!)うーん。まだ、30個ずつくらいです。

もりもり君:今までの経験で失敗したことを思い出して。その原因を考えながら、書いてみるんだ。何かに失敗するときは原因が必ずある。そして複数あることがほとんどだ。

私:なるほど。原因ごとに対処すべきことがいっぱいありますね。書けそうな気がしてきました。

もりもり君:プロセスの定義は俺が書いてみたよ。確認して矛盾のないようチェックして。

私:え?もう作ったんですか?(こんなにいっぱい?)

もりもり君:お客様のご要望範囲は広いので、まずは外堀から埋めるんだよ。もりもりと!

こうして作成した資料をお客さまにぶつけてみます。最初に提示した資料の量にびっくりされてましたが、むしろ喜んでいたようでした。「要件定義はこのレベルまでやりたい。」「ここはベンダーに任せるので、レビューポイントを追加して。」など、具体的な資料をもとにヒアリングしたので非常に効率的に作業が進みました。山のようにいただいた指摘を、再度もりもりと修正して、ぶつけて、修正して・・・を繰り返します。

なぜ「もりもり」が必要なのか私なりに考えてみました。お客様のことをよく知らない状況でいくらヒアリングを繰り返しても、ピンポイントで的を得た解を提示することは難しいです。むしろ、こちらのネタを最初にたくさん出しそれをベースにヒアリングすることで、お客様への理解が進みます。短期間で高品質な成果を出すには、とても効果的な方法だと思います。

「もりもり君」は、自ら手本となってメンバーを引っ張り、今日もプロジェクトを推進しています。細やかなフォローも忘れない、私の目標とする人の1人です。

もりもり君:I/Oさん。次はサンプルドキュメントね。もりもり書くんだ!

はーい!頑張ります!


(11 votes, average: 4.27 out of 5)
Loading...Loading...