IT業界の未来を語る!(1)【成功の鍵は、「ビジネスとITの両方がわかる」人材】-ITR 内山社長 × ウルシステムズ漆原社長

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IT業界の未来を語る! 対談(第1回(全3回))


 

TAIDAN_01(左)ウルシステムズ株式会社(ULS)漆原茂 (右)株式会社アイ・ティ・アール(ITR)内山悟志【敬称略】

ITR様とウルシステムズは、創業以来「ユーザー企業の側」に立ってプロジェクトの成功を牽引してきた。テクノロジーや働き方が刻々と変わる時代において、これからのITがどのように変化し、ITエンジニアやSE、コンサルタントはどのように進化を遂げることが大切か。学びと実践を社内外に提供し続けている二人が意見を交わした。

成功の鍵は「ビジネスとITの両方がわかる」人材

uruULS 漆原

ビジネスとITの一体化がますます進んで、ITの重要性は増しています。ユーザー企業側、ITベンダー側それぞれで活躍するエンジニア達にとって、今後のキャリアにどんな変化があるでしょうか?
テクノロジーの進化がすさまじい今、ITそのものの企業にとっての価値・ビジネスにとっての役割も変化を続けています。従来と全く同じことをやっていては、成長は鈍化していかざるをえません。ITの重要性は、ますます高まっていくので、その領域に触手を伸ばしていけば、まだまだやることはたくさんあります。能動的に提案していく活動ができれば、IT部門の存在価値はさらに増していくと思います。ITベンダー側も、テクノロジーを提供するだけではなく、お客様の変革に高度に活用して頂けるような提案をすれば活躍の幅は、どんどん広がるでしょう。

uchiITR 内山

ITが起爆剤に

uru
私もそう思います。ビジネスにおけるITの役割や価値は、どんどん重要視されていますよね。だからこそ、特に「ビジネスとITの両方がわかる人材」は、さらに活躍の幅が広がっていきます。今後、エンジニア自身の存在価値をあげていくために必須のスキルになっていくのかもしれませんね。
世界に視野を広げてみると、IT周辺はどうでしょうか?非常に元気にみえますが。
そうですね。国内に限定すると閉塞感を感じる人もいるのかもしれませんが、世界的に見るとITは縁の下の力持ちから主役の座に踊りでているような勢いを感じます。
先進国では、ITが新しいビジネスモデルを作ったり、ビジネスを変革するような起爆剤になっているのも確かです。一方で、新興国をみると、古いお荷物を持っていない良さもあって、最初からITを前提にしてビジネスを考える、最先端の技術も抵抗無くビジネスに取り入れるということをやっていますので、日本のユーザー企業もそこにしっかり目を向けていく必要がありますね。
uchi

漆原社長

内山社長

IT業界全体のレベルアップに寄与してきたITR

uru
これまで一貫してユーザー企業様をご支援し、サービスを提供してこられたわけですが、そもそもなぜそういうことをやろうと思ったのですか?
ITRは、創業20年になります。創業当時の1994年は、まさにオープン化が始まる時代でした。それまでのホストの時代には、ユーザー企業はITベンダーに対してやりたいことだけしっかり伝えれば、きちんと最後まで面倒をみてくれるという、どちらかというと、縦割りの垂直統合型のサービス提供形態でした。ある意味、信頼して任せられるパートナーさえいればいいという時代だったんです。オープン化が始まると、サービス提供企業も群雄割拠、技術も次々に新しいものが出てくるという時代に変化してきました。つまり、利用者側が、自分たちの責任で製品やサービスをしっかり選んでいかなければならない時代になったわけです。
uchi
uru
ITベンダーにお任せではなく、自分で選ぶというような。
はい。創業前、私はITベンダー側のマーケットリサーチのような仕事をしていました。これからの時代は、サービス提供側だけでなく、選ぶ側に向けたテクニカルリサーチみたいな必要性が出てくるだろうなあと考えていました。
IT業界全体が良くなるには、買う人がきちんとした見識をもって選んでいく、あるときには、ベンダーにも厳しく評価を叩きつけていかないと、お互いにレベルアップしていかず、情報格差がいつまでも埋まらず、いいものを選べないという時代に入っていくだろうなという読みがありました。当時、そのようなサービス提供者がなかったので、自分で始めたんです。
uchi
uru
素晴らしい!これから世の中に必要だろうと考えたサービスがない、ならば、自分で立ち上げよう!ということですよね。私も、同じような気持ちで創業したので、よくわかります。
事業の主旨は、今でも同じです。買う側の立場の方の知識や情報を武装化することによって、しっかりといいものを選ぶことができるように支援していく。売る側の方には、買う側の要求にしっかりと応えられるようないい技術・いいサービスをしっかり作っていくことを期待しています。買う側と売る側の双方がレベルアップしていくことを、ITRは目指しているんです。
uchi
uru
買う側と売る側の両方に貢献したいというビジョン、とても気持ち良いですね。これがITRさんが20年にも渡ってお客様から愛され続けてきた秘訣ですね。

ITだけでなく、ビジネスへの提言が求められている

uru
最近、新しい事業をどういうふうにITを絡めて作り出していくか、ということへの関心がすごく高まっています。会計・個人情報保護・SOX法などを含めた内向き・守りの投資については、もう一巡したようです。
また、従来のITRのお客様といえば、いわゆる伝統的な大企業のしっかりした情報システム部門が、自分達でシステムを選ぶ上での悩みを相談していただくというのが主でした。ところが今は、中堅の企業様やベンチャー企業、ネットを使った個人向けのサービスを展開している企業様の比率が増えてきました。新興の企業様は特にビジネスとITがかなり一体化しているので、単にITの千里眼だけではなくて、どんなふうにうまくITを使ってビジネスをしていくかまで踏み込んでアドバイスをしないとご満足いただけません。
uchi
uru
そうなんです。ですので、冒頭でお話した、これからのIT人材が活躍できる領域の話にもつながりますが、従来の内部管理的なITにとどまっているだけではなくて、ビジネスにより直接的に踏み込んでいけば、まだまだやることはあります。新興の成長企業様やITと親和性の高いサービスを提供している企業様では、すでに当たり前のようにやり始めていますよね。
ビジネスに直接的に貢献するITの重要性が加速度的に増している、これがここ数年の大きな変化です。
uchi
uru
はい、もちろんです(笑)
人材育成については、私の持論や仮説があります。これからのエンジニアにぜひ目指して欲しいもの、それは… 
(次回へ続く)
uchi
続きのお話は、次回記事にてご紹介いたします。
“人材育成は、経営マター” “目指せ、新興企業のCIO”など、これからの自己啓発や仕事への取り組み姿勢に関するヒントが満載です。お楽しみに!

対談【IT業界の未来を語る ITR内山氏×ウルシステムズ漆原】
第1回:成功の鍵は、「ビジネスとITの両方がわかる」人材
第2回:目指せ、スタートアップ企業のCIO!?~IT人材こそがビジネスを動かす~
第3回:IT人材が主役の時代へ。Take Action!

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