料理から学ぶ上流ITコンサルの仕事の極意 #1.サルデーニャ風トマトとツナのパスタ

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 はじめまして、ウルシステムズのウエダと申します。平日はITコンサルタントとして、IT戦略策定やシステム化計画など、いわゆる超上流工程の支援を主に行っております。週末は奥さまより調理担当を拝命し、楽しく料理を作っております。そんな私がご紹介いたしますのが、仕事とはまったく関係のない、ITコンサルの週末炊事ライフです。初回は、最近嵌っているパスタ料理のレシピをひとつご紹介いたします。

写真1献立:サルデーニャ風トマトとツナとパスタ(alce nero社 オーガニックトリコロールフィジリ使用)、ミックスビーンズのトマトカップサラダ、ベビーリーフのフレンチドレッシング和え

 パスタと言えば、本場のイタリア共和国ですが、地方ごとの特産物を食材に使ったパスタ料理が作られているため、地方ごとの特色がよくあらわれます。例えば、西地中海の中央に位置するサルデーニャ島では魚介類を使ったパスタ料理が特徴なのですが、今回のパスタ料理もサルデーニャ島で作られているマグロを使ったパスタ料理をアレンジしていますが、茹でたマグロの身をほぐしてソースに使うところとか面白いですね。今回はキハダマグロを使いましたが、ツナ缶でも代用できます。ツナ缶で作るとマグロを茹でほぐす手間が省けて、より手軽に作ることができます。

サルデーニャ風 トマトとツナのパスタの作り方

 使用する食材:トマトソース(ソフリット入り)、パンチェッタ(ベーコンの脂身が多い部分で代用)、ニンニク1片、マグロ1柵(キハダとか安いヤツで)またはツナ缶、ローリエ1枚、エクストラバージンオリーブオイル、パルメザンチーズ(パウダー)、フィジリ

  1. 塩と白ワインを加えたお湯でマグロを茹でて、フォーク等を使ってマグロをほぐしておきます
  2. フライパンに刻んだニンニク一片とパンチェッタ、オリーブオイルを入れて弱火にかけて香りをだす
  3. 2 にほぐしたマグロ(または油を切ったツナ缶)とトマトソースを加えます
  4. 3 を暫く火にかけて焦げないようにヘラでかき混ぜながら全体を馴染ませます
  5. パスタを茹でておき、4 のソースにパスタの茹で汁を加えて乳化させます
  6. 湯切りしたパスタとソースにパルメザンチーズを合わせて、全体を馴染ませたら完成です

 今回は彩りにズッキーニも加えてみました。パスタが茹で上がる30秒くらい前に、いちょう切りにしたズッキーニをパスタを茹でている鍋に放り込んで、パスタと一緒に湯切りしてソースと絡めます。またあれば、スィートバジルを合わせると良いです。今回はフィジリ(ショートパスタの一種)を使用しましたが、エーリケやペンネ・リガーテで作ることができます。

 ソフリットとは、香味野菜を油で炒めたもので、イタリア料理ではソースのベースになります。香味野菜をすり下ろして炒めたり、炒めた後にミキサーにかけたりと、何通りか作り方がありますが、私はトマトソース用には、人参、タマネギ、セロリ、ニンニクは細かく刻んでじっくり炒めて作っています。これにホールトマトの缶詰(味の濃いサンマルッアーノ種がオススメです)とローリエ1枚、塩少々を加えて、トマトの形がくずれるまで煮込むと、ソフリット入りトマトソースの完成です。香味野菜の風味や甘みが加わったコクのあるトマトソースに仕上がります。市販のトマトソースも手軽で良いのですが、パスタの種類やソースの具材に合わせて、自分で一からトマトソースから作ると本格的な料理を作っている気分を味わえることは間違いない。このトマトソースで作るボロネーゼ(ミートソース)は絶品なので、そちらも是非お試しください。

レシピもスキルもバージョンアップ

 ソフリットから作るこのレシピは、プロが作る方法にかなり近いと思いますが、昔からこの方法で作っていた訳ではありません。最初の頃は砂糖やバターでコクを補っていましたが、なんだか何か物足りません。料理番組や料理本を眺めているうちにソフリットを使ったトマトソースの作り方を知りました。早速試してみたところ、ソースに香味野菜の風味や甘み、コクが加わり、複雑な味わいになることがわかり、レシピに取り入れることにしました。こんな風に少しずつ手間や工夫を積み重ねていると、レシピがどんどんバージョンアップしていることに気がつきます。

 このような手間や工夫の積み重ねは、仕事にも相通じるところがあります。例えば、品質や生産性を上げるための小さな工夫の積み重ねや新しい手法を取りいれることを繰り返していると、作業効率やアウトプットの精度・品質が劇的に向上していることに気がつきます。
 工夫の積み重ねでレシピがバージョンアップしていくように、日々の仕事においても、生産性や品質を上げるため工夫や新しい手法の試みを地味道に積み重ねること、そして現在の自分の知識や常識に満足してしまわないことがとても大事なことです。
 料理もITも、最終的にモノを作りあげるという点ではどちらもクリエイティブな作業だと思います。ただし、クリエイティブな作業にできるかどうかは、自分自身の仕事に対する取り組みや姿勢で大きく変わると思います。


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